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「器とデザインは、どこか似ている。」 〜鳥取・中井窯の旅から〜

こんにちは、ShakeHands浜大津 広報担当です!

島根県の湯町窯の次は、鳥取県の中井窯へ行きました。

独特のエメラルドブルーの釉薬が美しい器、まぶしいです。

陶器なのに。

いや、陶器だからなのか…?

鳥取県の山あいにある中井窯は、湯町窯と並んで人気のある民藝の窯元のひとつ。 登り窯で焼かれるあの独特の色合いと、どこか手の温度を感じるデザインが、じんわり心に残ります。 器って、"使ってこそ完成するアート"という感じがしますよね。

料理が映えるというのはまさにそうで、日常のなかに自然に馴染んでいくデザインって、やっぱり強いです。 ShakeHands東京・ShakeHands大阪では、日々イラストやデザインの制作に取り組んでいますが、



実はこの「日常に馴染むデザイン」というのは、わたしたちがとても大切にしているテーマだったりします。 例えば、パンフレットの配色。

例えば、Webバナーのフォント。

ひとつひとつにこだわりがあって、誰かの日常にそっと寄り添うものをつくりたい。 それはきっと、障がい支援や就労支援の現場で関わっているからこそ育まれた感覚なのかもしれません。 窯めぐりの旅って、目の保養にもなるし、"作るって楽しい"っていう原点に立ち返れる時間でもありますよね。

まるで、自分のデザインのルーツを探す旅のような。 そして帰り道に「この器に何盛ろう?」って考える時間も、実は作品づくりの一部だったりして。


さいごに少しまじめな話。

ShakeHandsは、障がいのある方の就労支援を行うB型作業所です。 ですが、「ただ作業する場」ではなく、「誰かに届けるためのものづくり」を一緒に考えてつくる場を目指しています。 デザインの力って、想像以上に人を元気づけるんです。

だから、今日も中井窯のように、しっかり焼きの入った(?)仕事をしています。 器の美しさも、デザインの美しさも、"使われてこそ"というところが、やっぱりちょっと似てるなあと思った今日この頃でした。

 
 
 

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